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バイクのエンジンオイルの作用について
2018年10月6日

エンジンオイルは、大きく6つの役割がある。
- 緩衝
- エンジン内の部品は面ないし点接触しているが、かかるストレスを分散、軽減している効果。
- 防錆
- エンジン内の空気や吹き抜け(ブローオフ)などにより構成部品に錆が発生しないようにする効果。
- 清浄
- エンジン内のスラッジを取り込みクリーニングする効果。
- 密封
- シリンダーとピストンの間にあるわずかな隙間を油膜で塞ぎ、燃焼室の機密性を保持する効果。
- 減摩
- エンジン内の部品同士の接触により摩擦が発生する。その摩擦抵抗を減少させる効果。
- 冷却
- エンジン内を循環することで、熱を構成部品から回収する効果。近年のエンジンでは噴射潤滑が主流になり、より条件が過酷になっている。
この六つの構成要素のレベルが高いほど良いオイルとなる。
バイクのエンジンオイルの交換時期について
2018年10月6日

一昔の説明書には、エンジンオイルの交換時期は、1年毎もしくは走行距離1万キロ毎、とか書かれていた。
あれはメーカーの開発者の話を聞くに、「ある団体」からのお達しだったそうな。
最近の説明書には、半年毎もしくは走行距離3,000キロ(車種によっては5,000キロ)となっている。
しかし、仮に同じバイク(車種)であっても、メーカー指定距離で交換していては短寿命になる場合も多い。
理由としては、「バイクの使用状況が、ライダー毎に違う」、これに尽きる。
バイクのエンジンオイル交換について
2018年9月30日

血液が流れることでエネルギーが身体中をめぐり、代謝物を回収して体調の維持に務めるように、エンジンオイルもエンジン中をめぐり、潤滑しながら熱やスラッジを回収していくことで徐々に(条件によっては急激に)劣化する。
人体の血液ならば腎臓により血液のコンディションは保たれるが、エンジンオイルではそうはいかない。
オイルフィルター(オイルエレメント)が濾過するから大丈夫、などと言う人もいるが、劣化し変質してしまったオイルは濾過しても回復は決してしない。
オイル量は、正常なエンジンであれば必ず減少する。